
こんにちは、岡山県の解体・土地整備専門店の【株式会社いろは】です。
今回は、お客さまのお庭に長年あった井戸を解体した時のことをご紹介したいと思います。

Q.なぜ井戸を解体することになったの?

お客さまのお家にある井戸は、お客さまが生まれるずっと前からあった、いわば「庭のシンボル」でした。
かつては生活用水として活躍していたそうですが、水道が整備されてからはほとんど使われることもなくなり、最近ではポンプも壊れてただそこにあるだけの存在に。
老朽化も進み、小さな子供が近づくことも考えると、安全面でも心配になってきたそうです。
また、庭をもう少し有効活用したいという思いもあり、家族で話し合った結果、この度井戸を解体することに決めたそうです。
井戸の解体と一言で言っても、素人が簡単にできるものではありません。
特に今回のお家の井戸は、昔ながらのコンクリート製のしっかりした作り。
そこで、今回は専門の業者さんにお願いをすることにしたみたいです。
作業は数日に渡って丁寧に行いました。
【井戸解体の一般的な流れ】
古くなった井戸や使われなくなった井戸の解体は、ただ壊すだけでなく、いくつかの重要な工程を踏んで安全かつ適切に行われます。
一般的な井戸解体の流れをご紹介します。
1・現地調査と見積もり

まず、解体を検討している井戸の現地調査が行われます。
井戸の種類(手押しポンプ式・電動ポンプ式・むき出しの井戸など)、深さ、構造(コンクリート製・石組みなど)、周辺の環境(建物との距離・地下埋設物の有無など)を確認します。
この情報をもとに、具体的な作業内容や費用が算出され、見積もりが提示されます。
この段階で、解体後の土地の利用方法(整地のみ・埋め立てて駐車場にするなど)も相談しておくとスムーズです。
2・事前準備と安全対策
解体作業に入る前に、いくつかの準備と安全対策が講じられます。
- 井戸水抜き・清掃:井戸の中に水が溜まっている場合は、ポンプで水を抜き必要に応じて底の堆積物などを清掃します。
- 周辺養生:解体作業中に破片が飛散したり、粉塵が発生したりするのを防ぐため、周囲の建物や植栽などを養生シートで保護します。
- 電気・水道の確認:電動ポンプ式井戸の場合、事前に電源を切断します。また作業中に水を使用する場合は、水道の確保も確認します。
- 作業員の安全確保:作業員が安全に作業できるよう、ヘルメットや安全帯などの保護具を着用し、危険箇所には立ち入り禁止の表示をします。
3・ポンプ・付属物撤去と上屋解体
井戸にポンプが設置されている場合は、まずそのポンプや関連配管を撤去します。
手押しポンプや電動ポンプ、それに付随する配管や配線などが対象です。
井戸の上に小屋や囲い(上屋)がある場合は、この段階でそれらを解体し、撤去します。
4・井戸本体の解体と埋め戻し
いよいよ井戸本体の解体作業です。
- 井戸本体の破砕:重機(バックホーなど)や手作業で、コンクリートや石でできた井戸の側壁を破壊していきます。井戸の深さや構造によっては、特殊な工法が用いられることもあります。
- 地下部分の埋め戻し:井戸本体を破砕したら、その穴を土砂や砕石で埋め戻します。沈下を防ぐため、層ごとにしっかりと転圧(締め固め)を行うのが重要です。適切な埋め戻しをしないと、将来的に地盤沈下の原因となる可能性があります。埋め戻し材は、安定した状態を保つために、土質や粒度が考慮されたものが選ばれます。
5・整地・残土処分
井戸の埋め戻しが完了したら、最後に整地作業を行います。
埋め戻した部分の表面を平らにならし、必要に応じて周辺の地面と高さを合わせます。
解体によって発生したコンクリートガラや土砂などの産業廃棄物は、法令に基づき適切に処分されます。
6・作業完了と最終確認
全ての作業が完了したら、最終的な状態を確認し、依頼主に引き渡されます。
これで井戸の解体作業はすべて終了です。
このように、井戸の解体は専門的な知識と技術を要する作業です。
安全面や地盤の安定性を考慮すると、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。
【解体後、お客さまの声】
解体をして本当に良かったと感じています。
これで子供たちが庭で遊ぶ際も安心ですし、何より念願だった新しい家庭菜園スペースを作る計画が着々と進んでいます。
井戸があった場所には、太陽の光をたっぷり浴びる野菜たちが育つ予定です。
今から収穫が楽しみで仕方がありません。
長年家族を見守ってくれた井戸に感謝しつつ、これからの庭の新しい姿にワクワクしています。
と嬉しいお言葉をいただきました!!

株式会社いろはは、解体や土地整備のどんなお悩みでも親切に寄り添って一緒に解決していきます。
まずは、お見積もりだけでも!!
お気軽にお問い合わせください、心よりお待ちしております。