解体工事の用語集|初心者でもわかる基礎知識を解説!
はじめに
解体工事を検討していると、見積書や業者との打ち合わせの際に聞き慣れない専門用語が出てくることがあります。
「RC造って何?」
「アスベスト除去ってどういうこと?」
このような疑問を感じたことはありませんか?
専門用語を理解しておくことで、業者とのやり取りがスムーズになり、不安を減らすことができます。
この記事では、解体工事に関する基本的な用語をわかりやすく解説していきます!
建物の構造に関する用語
解体工事では、建物の構造によって工事方法や費用が変わります。
よく使われる建物構造の用語をチェックしましょう!
木造(もくぞう)
木材を主な材料として建てられた建物。
✅ 特徴:比較的解体しやすく、コストが安い
✅ 解体方法:手作業や重機を使って順番に壊していく
RC造(あーるしーぞう)
鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete)の略。
✅ 特徴:コンクリートと鉄筋でできており、強度が高い
✅ 解体方法:コンクリートを砕くために重機や大型機械を使用
S造(えすぞう)
鉄骨造(Steel)の略。
✅ 特徴:鉄骨フレームでできており、比較的軽量
✅ 解体方法:酸素バーナーなどを使って鉄骨を切断
SRC造(えすあーるしーぞう)
鉄骨鉄筋コンクリート造(Steel Reinforced Concrete)の略。
✅ 特徴:鉄骨とコンクリートを組み合わせた構造で非常に頑丈
✅ 解体方法:RC造とS造の両方の解体技術が必要
解体工事の種類に関する用語
解体工事には、建物全体を壊すものから一部だけを撤去するものまで、さまざまな種類があります。
全解体(ぜんかいたい)
✅ 建物全体を取り壊す工事。
✅ 更地にした後、駐車場や新築住宅などに活用するケースが多い。
部分解体(ぶぶんかいたい)
✅ 建物の一部だけを解体する工事。
✅ 増築・改築に伴うリフォーム工事の際によく行われる。
スケルトン解体(すけるとんかいたい)
✅ 建物の骨組み(柱・梁・床など)を残して内装だけを解体する工事。
✅ テナントの退去時やリノベーション前によく行われる。
手壊し解体(てこわしかいたい)
✅ 重機を使わずに、手作業で慎重に壊す工法。
✅ 住宅密集地や近隣への影響を最小限にしたい場合に選ばれる。
重機解体(じゅうきかいたい)
✅ ショベルカーやクレーンなどの重機を使って壊す方法。
✅ 工期が短く、大型建物の解体に適している。
解体工事に伴う重要な用語
解体工事では、建物の取り壊し以外にも注意すべきポイントがあります。
特に「法律や安全管理に関わる用語」は要チェック!
建設リサイクル法(けんせつりさいくるほう)
✅ 建設工事で発生する木材・コンクリート・金属を適切に処分することを義務付けた法律。
✅ 延べ床面積80㎡以上の解体工事では、事前に届出が必要。
アスベスト(あすべすと)
✅ 昔の建物(特に1980年以前)に使われていた有害な繊維状の物質。
✅ 適切に除去しないと健康被害(肺がん・中皮腫など)を引き起こすリスクあり!
粉じん対策(ふんじんたいさく)
✅ 解体時に発生する粉じん(ほこり)を抑えるための対策。
✅ 散水(さんすい)しながら作業を進めることが一般的。
近隣挨拶(きんりんあいさつ)
✅ 解体工事前に、近隣住民へ工事のスケジュールや影響を伝えること。
✅ 事前にしっかり挨拶をすることで、クレームやトラブルを防ぐ効果がある。
解体工事の費用に関する用語
解体工事では、見積もりの内訳を理解しておくことも重要です。
養生(ようじょう)
✅ 解体中の騒音や粉じんを防ぐための防護シートや仮設壁。
✅ 養生の有無によって費用が変わることも。
廃材処分費(はいざいしょぶんひ)
✅ 解体工事で発生したゴミを処分する費用。
✅ 木材・鉄・コンクリートなどの種類ごとに分別して処理する必要がある。
付帯工事(ふたいこうじ)
✅ 建物以外の塀・庭木・駐車場などの撤去作業。
✅ これらの撤去費用が見積もりに含まれているかチェックが必要。
追加費用(ついかひよう)
✅ 解体後に「地中埋設物(昔の基礎や井戸)」が見つかると、追加の撤去費用が発生することがある。
✅ 事前に業者と契約内容をしっかり確認することが大切!
まとめ
解体工事には専門的な用語が多く使われますが、基本的な言葉を知っておくことで業者とのやり取りがスムーズになります。
特に、
✅ 建物の構造(木造・RC造・S造など)
✅ 解体工事の種類(全解体・部分解体・スケルトン解体など)
✅ 法律や安全管理(アスベスト・建設リサイクル法・粉じん対策など)
✅ 費用に関する用語(養生・廃材処分費・追加費用など)
これらを理解しておくと、見積もりや工事内容を把握しやすくなります!
株式会社いろはでは、お客様にわかりやすく説明することを大切にしています。
不安な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください!
