解体工事って何をするの?
家を解体することを考えている方の中には、「解体工事って具体的に何をするの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。解体工事は単に建物を壊すだけではなく、安全対策や廃材処理、近隣への配慮など、さまざまな工程が含まれています。この記事では、解体工事の流れや必要な手続き、工事のポイントについて株式会社いろはが詳しく解説します。
- 解体工事の流れ
解体工事は、大きく分けて以下のステップで進みます。
① 事前準備(見積もり・申請手続き)
解体工事を行う前に、まずは業者に見積もりを依頼します。見積もりでは、建物の構造(木造・鉄骨造・RC造など)、周辺環境(隣接建物との距離、道路幅)、アスベストの有無などを調査し、工事費用が決まります。
また、解体には自治体への届出が必要な場合があります。例えば、延床面積80㎡以上の建物を解体する場合、「建設リサイクル法」に基づく届出が必要になります。さらに、近隣への事前挨拶も重要なポイントです。解体工事は騒音や振動が発生するため、工事前に説明しておくことでトラブルを防ぐことができます。
② ライフラインの停止・家財の撤去
工事前には、電気・水道・ガス・インターネットなどのライフラインを停止し、建物内の家財を撤去しておく必要があります。特にガスの停止は、ガス会社に依頼して安全に処理することが重要です。
③ 足場の設置・養生シートの設置
解体作業を始める前に、建物の周囲に足場を組み、養生シートを設置します。これにより、粉じんの飛散や騒音を抑え、近隣への影響を最小限にすることができます。
④ 内部解体(手作業での撤去)
解体工事は、まず建物内部の撤去から始まります。壁紙、畳、キッチン、トイレ、照明器具など、建材以外のものを手作業で取り除きます。
⑤ 機械を使った本格的な解体
内部解体が完了したら、重機を使って建物を取り壊します。建物の構造によって、木造ならショベルカー、鉄骨造なら大型の油圧カッター、RC造ならブレーカー(コンクリート破砕機)を使用します。
⑥ 廃材の分別・搬出
解体によって発生した廃材は、木材・金属・コンクリートなどに分別され、それぞれリサイクル業者や処分場へ運ばれます。建設リサイクル法により、適正な処理が義務付けられています。
⑦ 地面の整地・工事完了
建物の撤去後、地面を整えて工事は完了となります。次に土地を売却したり、新たな建物を建てたりする場合は、整地の状態が重要になります。
- 解体工事のポイント
解体工事を成功させるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
① 見積もりは複数社に依頼する
解体工事の費用は業者によって異なるため、必ず複数の業者に見積もりを依頼し、比較することが大切です。見積もりの際には、「追加費用が発生しないか」「解体後の廃材処理費用が含まれているか」を確認しましょう。
② 近隣への挨拶を忘れずに
解体工事では騒音や振動が発生しやすいため、事前に近隣住民へ挨拶をしておくとトラブルを防ぐことができます。株式会社いろはでは解体工事完了後にも近隣の皆様に挨拶に伺います。いろはでは特に重点を置いている所ですので安心して工事をお任せいただけます!
③ 適正な手続きを行う
解体工事では、建設リサイクル法や自治体ごとのルールに従い、適切な申請手続きを行う必要があります。無許可で解体を行うと、トラブルや罰則の対象になる可能性があるため注意が必要です。
④ 解体後の土地の活用を考える
解体した後に土地をどう活用するかを事前に決めておくことで、工事後の流れがスムーズになります。例えば、「更地にして売却する」「新築を建てる」「駐車場として活用する」などの選択肢があります。
- まとめ
解体工事は、単に建物を壊すだけでなく、安全対策や廃材の処理、近隣への配慮など、多くの工程が含まれています。スムーズに工事を進めるためには、事前準備をしっかり行い、信頼できる解体業者に依頼することが大切です。
もし、解体工事を検討されている方はお気軽に株式会社いろはまでお問い合わせください。適正な工事を行うことで、安全かつスムーズに建物を解体し、新たな土地の活用へとつなげることができます。
