解体ごみはどこへ行く?建設リサイクル法の裏側と環境貢献

おはようございます、岡山県の解体・土地の整備専門店【株式会社いろは】です。

皆さまは、建物の解体工事が終わった後に、大量に出る「解体ごみ」が一体どこへ行くのか、考えたことはありますか?

ただ捨てられるだけだと思ったら大間違い!!

実は、厳しい法律と、地球環境を守るための様々な取り組みが行われているんです。

今回は、解体ごみの行方を追うとともに、私たちの暮らしと地球環境に深く関わる「建設リサイクル法」の重要性、そして解体業界が果たす環境貢献の裏側について、分かりやすく解説していきます。

1・解体ごみは「ごみ」ではない?解体現場から始まる分別作業

解体工事で発生する廃棄物は、ただまとめて捨てるわけではありません。

実は、解体現場こそが、分別作業の最前線なんです。

私たちが普段目にする解体現場では、重機が建物を壊していく一方で、作業員が手作業で様々なものを分別している光景を目にするかもしれません。

これは「建設リサイクル法」に基づいて、木材、コンクリート、金属、アスファルト・コンクリート塊など、主要な資材を可能な限り分別・再資源化することが義務付けられているからです。

建物に使われている建材は多岐にわたるため、熟練の技術と知識が求められます。

例えば、一見同じに見えるコンクリートでも、中に含まれる鉄筋の有無で処理方法が変わることも。

徹底した分別が、資源の有効活用へと繋がる第一歩なのです。

2・ 「建設リサイクル法」とは?解体工事を司る重要な法律

建設リサイクル法(正式名称:建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)は、建設工事で発生する廃棄物の排出抑制、再資源化、適正処理を促進するために、2000年に制定され、2002年から本格的に施行された法律です。

この法律があることで、解体工事はただ「壊す」だけでなく、「資源を回収する」という重要な役割を担うようになりました。

【建設リサイクル法の主なポイント】

  • 分別解体の義務化:主要な建設資材の分別解体が義務付けられています。
  • 再資源化の促進:分別した資材は、そのまま埋め立てるのではなく、新しい製品の原料として再利用(リサイクル)することが求められます。
  • 排出事業者の責任:解体工事を発注する施主様も、適切な解体業者を選び、リサイクルが適正に行われるかを確認する責任があります。

この法律があるからこそ、私たちは当たり前のように、建設資材がリサイクルされている社会に暮らすことができるのです。

3・解体ごみの驚きの変身!生まれ変わる資源たち

分別された解体ごみは、それぞれの特性に応じたリサイクル施設へと運ばれていきます。

そこで、新たな命を吹き込まれ、私たちの生活に役立つものへと生まれ変わるんです。

  • コンクリート塊→再生砕石:道路の路盤材や、建物の基礎材として再利用されます。
  • 木材→木質チップ:バイオマス発電の燃料、パーティクルボードの原料、堆肥などに活用されます。
  • 金属くず→金属原料:製鉄所などで溶かされ、新しい鉄骨や金属製品の原料となります。
  • アスファルト・コンクリート塊→再生アスファルト合材:道路舗装材として再び利用されます。

このように、一度役目を終えた建材が、形を変えて社会に貢献しているのです。

これはまさに、資源の循環であり、持続可能な社会を築く上で欠かせない取り組みと言えるでしょう。

4・環境貢献の最前線!解体業者の役割と責任

解体業者は、単に建物を壊すだけでなく、環境保全の最前線で重要な役割を担っています。

  • 徹底した分別と適正処理:建設リサイクル法を遵守し、廃棄物を丁寧に分別し、不法投棄することなく適正に処理する責任があります。
  • リサイクル率の向上:最新の技術やノウハウを導入し、より効率的な分別や再資源化に取り組み、リサイクル率の向上を目指しています。
  • アスベストなど有害物質の適切な処理:環境汚染や健康被害を引き起こすアスベストなどの有害物質は、専門知識と技術を持った業者が厳重な管理のもとで除去・処理を行います。

私たちは、未来の地球のために、解体ごみを「ただの廃棄物」として終わらせない努力を続けています。

5・私たちにできること

「信頼できる解体業者選びの重要性」

解体工事を検討されている方は、ぜひ「解体ごみがどこへ行くのか」という視点をもって、業者選びをしてください。

チェックすべきポイント

  • 建設業許可や解体工事登録があるか
  • 見積書に分別解体や再資源化の項目が明記されているか
  • 廃棄物の処分場やリサイクル施設の情報を開示してくれるか
  • 「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の発行を徹底しているか

信頼できる解体業者を選ぶことが、適正な廃棄物処理と環境貢献に繋がります。

【まとめ】

解体工事は、「未来を創る」工事

解体工事は、単に古い建物を壊すだけではありません。

それは、資源を循環させ、環境を守り、そして未来の新しい建物を建てるための準備をする「未来を創る」工事なのです。

私たちが日々当たり前のように使っている道路や建物が、実は解体された建物の「生まれ変わり」であることも少なくありません。

解体ごみの行方を知ることで、建設業界の環境への取り組み、そして私たちの社会がどのように持続可能な未来を目指しているのか、少しでもご理解いただけたなら幸いです。

解体工事をご検討の際は、ぜひ私たちプロにご相談ください。

適正な工事と環境への配慮を第一に、安心・安全な解体をご提供いたします。

解体・土地整備についてのご相談・お見積もりは、いつでも無料です。

しつこい営業も致しません。

少しでも気になることやお悩みがあればお気軽にお問い合わせください。

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私たち【株式会社いろは】と一緒にお悩みを解決していきましょう!!