
こんにちは、岡山県の解体・土地整備専門店【株式会社いろは】です。
予期せぬ火災に遭われ、大切な家が全焼あるいは半焼してしまった…。

言葉にできないほどの悲しみと同時に、「このあとどうすればいいのだろう?」という不安で頭がいっぱいになることと思います。
特に、燃えてしまった家の解体費用については誰もが気になる点ではないでしょうか。
今回は、火災で被災した家の解体費用について、その相場や費用を抑えるポイント、そして罹災後に取るべきステップを解説していきます。

【1・火災家屋の解体費用、通常の解体と何が違うの?】
まず、知っておきたいのは火災で被災した家の解体は、通常の解体作業とは異なる点がいくつかあるということです。
【有害物質の除去・処理が必要になる場合がある】
火災によって建物の構造材が大きく損傷したり、家電製品などから有害物質が発生している可能性があります。
これらは適切な方法で除去・処理する必要があるため、通常の解体よりも専門的な知識と技術、そして費用が上乗せされることがあります。
【構造の不安定さ】
火災によって建物の構造が大きく損傷している場合、非常に不安定な状態になっていることがあります。
安全を確保しながら解体を進めるため、より慎重な作業が求められ、時間や手間がかかることがあります。
【残置物の撤去】
燃え残った家具や家電、瓦礫などの残置物が大量にある場合、その撤去費用も別途発生します。
これらの特殊性から、通常の解体費用よりも割高になる傾向があることを理解しておきましょう。

【2・全焼・半焼、それぞれの解体費用の目安】
では、具体的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
【全焼の場合】
全焼してしまった家屋の場合、残っているのは基礎や一部の構造物、そして大量の瓦礫です。
*木造家屋:1坪あたり5万円~10万円程度
*鉄骨造・RC造家屋:1坪あたり8万円~15万円程度(構造や被害状況による)
これに加えて、有害物質の処理費用や残置物の撤去費用が加算されます。
【半焼の場合】
半焼の場合、被害の程度によって解体範囲が大きく異なります。
部分的な解体で済む場合もあれば、結局全解体が必要になるケースもあります。
*部分解体の場合:被害範囲や建物の構造によって費用は大きく変動します。
数万円~数十万円で済むこともあれば、100万円を超えることもあります。
*全解体が必要になる場合:全焼の場合と同様の費用感になります。
※上記はあくまで一般的な目安であり、地域・建物の構造、被害状況、解体業者によって費用は大きく変動します。必ず複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。※

【3・費用を抑えるためにできること】
高額になりがちな火災家屋の解体費用ですが、少しでも軽減するためにできることがあります。
【火災保険の活用】
加入している火災保険の補償内容をすぐに確認しましょう。
火災保険は建物の損害だけでなく、解体費用や残存物の撤去費用、罹災後の仮住まい費用などが補償される場合があります。
まずは、保険会社に連絡し、どのような補償が受けられるのか確認することが最優先です。
【罹災証明書の発行】
市区町村役場で「罹災証明書」を発行してもらいましょう。
罹災証明書は、火災保険の申請だけでなく、被災者支援制度や税金の減免措置などを利用する際に必要となります。
【補助金・助成金の活用】
治自体によっては、火災で被災した住宅の解体や再建に対して、補助金や助成金制度を設けている場合があります。
お住いの地域の治自体窓口やウェブサイトで確認してみましょう。
【複数の解体業者から見積もりを取る】
焦って一社だけで決めてしまうのは避けましょう。
複数の解体業者から見積もりを取り、費用だけでなく、作業内容や対応の丁寧さなども比較検討することが重要です。
火災家屋の解体実績が豊富な業者を選ぶと安心です。
【不用品の処分】
もし可能であれば、燃え残った不用品や残置物のうち、ご自身で処分できるものは処分しておくことで解体業者の撤去費用を抑えることができる場合があります。
ただし、危険を伴う作業は絶対に避け、無理はしないでください。

【4・罹災後のステップ】
火災に遭ってしまった場合、冷静に対応することが重要です。
- 身の安全を確保する:最も大切なことです。
- 消防に連絡し、消火活動を依頼する:火災発生後、速やかに119番通報を。
- 警察に連絡する:火災原因調査のため、警察が現場検証を行うことがあります。
- 保険会社に連絡する:加入している火災保険会社に連絡し、今後の手続きについて相談しましょう。
- 罹災証明書の発行手続き:市区町村役場で発行してもらいましょう。
- 解体業者へ相談・見積もり依頼:複数の業者に相談し、比較検討しましょう。
【まとめ】
火災による家屋の損害は、精神的にも経済的にも大きな負担となります。
しかし適切な情報を得て、冷静に対応することで、その負担を少しでも軽減できる可能性があります。
もし火災に遭ってしまったら、まずはご自身の安全を確保し、その後は保険会社や治自体、そして信頼できる解体業者に相談しながら一歩ずつ前に進んでいきましょう。
この情報が、万が一の際に少しでもお役に立てれば幸いです。

私たち【株式会社いろは】は、解体に関するご相談やお見積もりを無料で承っています。
親切、丁寧に対応させていただきます。
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